全盛期でもこの程度の評価

中田信者は全盛期は世界でトップ5に入る、トッティよりも凄いなどと言っていたが、所詮この程度の認識

イタリアが見たトルシエ・ジャパン(2000.11)(2000年11月16日/初出:『サッカーウィナーズ』2000年12月号)

イタリアを代表するスポーツ紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のアンドレア・スキアンキ記者。戦術に詳しく、その精緻な試合分析が高く評価されている敏腕ジャーナリストだ。

スキアンキ記者は、はっきりと次のように断言する。
「日本には、ひとりで試合を決められるワールドクラスはひとりもいない。誰か注目すべき選手がいないかと注意して見ていたのだが、目についたのは中田だけだった。しかしその中田も、例えばフランス、イタリア、ポルトガルといったチームに持っていけば、レギュラーを取れるかどうかはわからない。好選手ではあるがワールドクラスとはいえない。イタリアにも、彼を上回る選手はトッティ、フィオーレなど、複数いる。
 個々の選手のレベルでは世界の一流国には太刀打ちできないとなると、日本が選びうる道は、組織的なサッカーを追求し、その完成度を上げていくこと以外にはない。“組織”こそが日本にとって唯一最大の武器であることは間違いないだろう。目指すべきは、全員がエゴイズムを捨て、働きバチとなってチームに貢献する高度な組織サッカーだ。“働きバチサッカー”とでも呼べばいいだろうか」(スキアンキ)